この世は残酷だ。

恋愛市場に身を投じていると、あらためてその頂点にいるのが「若い美女」だということをいやというほど思い知らされる。

皆からチヤホヤされ、メシをおごられ、高いプレゼントをおくられ、恋愛の主導権は常に若い美女が強力に握っている。

最近、若い美女に翻弄されたあげくなにも結果が得られなかった苛立ちにまかせ、この記事を書いている。

男が必死に稼いだ金を使ってご機嫌をとり、気を遣ったり、誘いのメッセージを送っても、まったく気まぐれに簡単にどこかへ行ってしまう。

わかっている。

どうせクソほど他の男からもアプローチがあって、本当に腐るほど選択肢があるのだろう。
だから簡単に放流できるのだ。

余裕なのだ。
他にもいっぱいあるから。

くそっ…、若いし可愛いもんな…。

まじでどんだけ強いカードなんだよと思う。
遊戯王カードとかだったらもう一枚で勝てるみたいな禁止カードだ。

彼女らの足元には多数の屍が積み重なっている。
美貌にひきよせられ、突撃しては散っていった男たちの屍だ。

美女は改心することなく市場を堂々と去っていく不条理

世の中には勧善懲悪というものがある。

悪い行いをしたものは、必ず懲らしめられるというものだ。

ワンピースでいえば、めちゃくちゃ腹の立つ悪役でも最後にはルフィがぶっ飛ばしてくれるという痛快さがある。

しかし、美女の場合はこれが起こらない。

例えばめちゃくちゃ性格の悪い美女がいたとする。

普通、性格の悪い人間はそれがもとで、どこかで痛いしっぺ返しをくらうことになる。

でも、美女なら性格が悪くたって恋愛市場ではしっぺ返しを食らうことはほとんどない。

どんな態度をとっても、チヤホヤしてくれる男は次から次へと現れるからだ。

悠々と一番いい男と結婚し、なにも顧みないまま市場を堂々と去っていくだろう。

いくらむほうにふるまっても、恋愛市場で美女が罰されることは決してない。

本当に徹頭徹尾、勝ち続けたまま勝ち逃げする。

あの日、僕にラインを尋ねられて「私、ラインやってませーん」みたいな舐めた口をきいた女も、なにも悔い改めることなく、ずっと楽しくてチヤホヤされる日々を送ってるんだろう…。

本当に不条理だ。

かといって復讐とかは間違っているので、僕らは結局なめられても泣き寝入りするしかない。

しいていえば、もっと自分が魅力的になって高飛車な女を惚れさせヤリ捨ててやることくらいか。

いや、それも歪んでるな…。

やはり美女にプライドを傷つけられ捨てられても、男は忘れる(泣き寝入り)するしかないのだ。

「若い美女」と「男」とのパワーバランスはあまりに残酷だ。